結果から言うと、英語で「グェノン」は「オナガザル属のサル」を意味します。ブラッザは、オナガザル属のサルなので、そのままです。なので、看板のネタまでにはしなかったのです。
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同じオナガザル属のダイアナモンキー。 |
んで、さらに調べると、語源は19世紀中期のフランス語になります。
フランス語では、特に「メスのサル」を指しますが、語源そのものの意味までは不明らしい。
自分はソースがはっきりしてないと、看板のネタにしたりガイドでお話したりしないように(できるだけ)しています。
ちなみに「グェノン 意味」でググると、『「かわいい男の子」という意味がある』と出ます。
しかし、これには全くソースが見つけられません。
ブラッザが、かわいい・・・?!
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口いっぱいに餌を頬張るマキャベリくん。 これはこれでカワイイw |
だって、ARKive(ぼくが信頼する動物百科事典サイトの一つ)では、
「when encroachment is made by a different species of monkey, De Brazza’s monkeys may become extremely hostile」
(ぼく意:ちがう種のサルが侵入すると、ブラッザはなまら敵意いっぱいになるかもよ。セザール)
って書いてあるんですよ(「セザール」はない)。
実際、ワオやコロブスから比べると「凶暴だなぁ!」って思うことが多々ありました。
それにね、とにかくムキムキなんですよ、彼らは!
お母さんのエマニュエルさんなんて、絶対ぼくに隠れて腕立てとか腹筋とかスクワットをしているはずです!
近くで写真を撮らせてくれないエマニュエルさんだけど、 そばに来るとムキムキでビビるw |
「かわいい男の子」というよりは、「鍛えぬかれた肉体」という意味のほうが合うような・・・。
どなたか「かわいい男の子」のソースをお持ちの方がいらっしゃいましたら、お教えください!
【引用文献】
ARKive, De Brazza’s monkey (Cercopithecus neglectus), Home > Species > Mammals > De Brazza’s monkey, http://www.arkive.org/de-brazzas-monkey/cercopithecus-neglectus/ , (アクセス日:2016.2.29)
Oxford Dictionaries, guenon, HOME > US ENGLISH > GUENON, http://www.oxforddictionaries.com/definition/american_english/guenon , (アクセス日:2016.2.29)
Oxford Dictionaries, guenon, HOME > FRENCH > ENGLISH, http://www.oxforddictionaries.com/translate/french-english/guenon?searchDictCode=english-french , (アクセス日:2016.2.29)
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