2015年11月24日火曜日

ワオがなぜカワイイのか考察その3

ワオとの思い出を振り返るワオの可愛さを考察する第3弾です。

3.いろんな個性

動物にも個体によってそれぞれ個性がありますが、ワオがもじゃもじゃいるとそれぞれ全然個性がちがってとってももじゃもじゃで可愛いのです。

・エリザベスさん(メス)
 ぼくが担当する前からサル舎にいる20歳を超えたおばあちゃん。ちょっと目が赤いのが特徴。名前のごとく?高貴な性格の持ち主だけど、みんなの間を取り持ったり他のお母さんの赤ちゃん見守ったりと、とっても優しい面がある。

赤目が王家の証

・ルドルフくん(オス)
 エリザベスさんと同じく担当前からサル舎にいた。基本的に丸で構成される体つき。女子たちには弱いけどライバルのオスには手厳しく、よくイカ耳になる。何したいのかわからないフシギな動きをたまにする。

桃を独り占めしようとするデキる漢の顔

・フランネさん(メス)
 ゴロが「日本文化センター」に似ているN園からやってきた。細身で両目がちょっと離れているところがチャーミング。物おじしない性格で、肩乗りワオをするのも彼女。食べ物にはオスにもメスにも厳しいが、それ以外のときはものすごいマイペース。
体重測定中のフランネさんと
赤ちゃんのフリードリヒ
・ナスカさん(メス)
 N園からやってきた。一番体の大きいメスの個体で垂れ目がセクシー。体のラインが出るスーツが似合いそう?体が大きいわりに人に対して一番警戒心が強くプライドも高い。だけど、他のワオたちには意外に優しい。
目つきがセクシーなナスカさん
・リヴちゃん(メス)
 U園からやってきた。ハッキリした目鼻立ちだけどちょっと困っているような顔があざといw美少女。 ちょっとオドオドしていることが多いかも。ルドルフくんのことが嫌いで、そのライバルのレモンさんと一緒にいることが多い。
大好きなレモンさんにくっつくリヴちゃん(右)
・レモンさん(オス)
 N園からやってきた。落ち着いた行動といつも渋い顔をしているダンディーガイ。見た目と同様どっしりと構えていて何事にも動じないけど、ライバルの暴君ルドルフくんとは争いを避ける。ワオ世界でも控えめだとメスゲットできるのかな・・・?
君が人間だったら、さぞモテるだろうなぁ
・レムくん(オス)
 N園からやってきた。細身で、うちのワオでもっとも困っているような顔をしている。子どもっぽいところがあるけどやんちゃさはなく、他のオスも含めてみんなとうまくやっている世渡り上手。だけど、それじゃーメスゲットはできないんじゃない?
困り顔のレムくんも食いしん坊
・フリードリヒくん(オス)
 フランネさんのお仔で、ぼくの念願であってウチの園初の繁殖個体。やっぱりフランネさんに似てる。これからどんなワオに育っていくのか、とっても楽しみでしたw
なんでそんなびっくり顔なの?w
・ナイトリンガーくん(オス)
 ナスカさんのお仔。出産時期とかから考えてナスカさんの繁殖はないかな?って思っていたけど生まれてきた。彼もどんなオスになるのかな?
ナスカさんに似て立派な体格になりそう
・(故)ファドさん(メス)
 N園から来園。ギャル系のハッキリ顔がとても美人で、しかもうちのワオで一番の身体能力の持ち主だった。エリザベスさんと仲良し。彼女の仔を残してあげられなかったのは、本当に残念でならない。
よく体重測定を邪魔してくれたねw
(左がエリザベスさん、右がファドさん)
こんな風にワオはそれぞれでキャラが違うのですよ。

そして、そのキャラの違いから個体同士の関り合いをみていると、ぼくはとっても(*´Д`)ハァハァしていたのですw

今年の春の展示替えでは、個体紹介の看板も作ろうと思っていたんだけどなぁwww

つづく

2015年11月12日木曜日

英語のこと

ちょっとワオから話題を変えて・・・

まだまだ全然だけど、英語がちょっとだけしゃべれます。 うーん、しゃべれるのか???
「英語でしゃべろうとする勇気があります」ってことかも?

メルボルンでキーパーに話しかけるぼく。
ケンカを売っているわけではありませんw

中学、高校ともに、このときは英語が大っキライでした。
「俺は日本人だから必要ない!」って言っていた厨二病でアホな自分をぶん殴ってやりたいです。


でも、今は大好き///

英語を(マジメに?)勉強しだしたのは、7,8年前ぐらい。 なんとなく思いつきで・・・
 「国際会議に参加してみたい!」、「外国に友達できたらかっこよくね?」
と思って、2009年に香港で開催された「アジア動物園教育者会議」(AZEC)に参加することを決めたからです。

「燃えよデブゴン」の主演の方の手足型もありました。

で、英語のお勉強で今でもお世話になっているところが、「iKnow」と「家庭教室のスノーマン米会話」。


iKnow」は、Web上でできる英語学習サイト(有料)。

 このリンクから「12ヶ月プラン」で登録してくれたら、さらに3ヶ月プラスですってよ!奥さん!!!(ぼくにも3ヶ月プラスされますw)

これをお昼休みにちょろっと15分くらいお勉強してます。

iKnowの学習アプリはこんな感じ

で、「スノーマン米会話」は、旭川市にある英会話教室。
陽気なAmerican DaddyのNorman先生が経営する個人教室です。

DandyなNorman先生
先生には英語プレゼンや英語抄録を見てもらったり、海外旅行の相談に乗ってもらったりで・・・もーお世話になりすぎていて、feetを先生にturnしてsleepはunableですw

「Very nice!だけど、もっとこうしたらイイアルヨ!ヒデ!」
ホントはとっても流暢な日本語を話すNorman先生
「英語をしゃべろうとする勇気」をもらったぼくは、これまでにいくつかの国際会議に参加することができました。

その話はまたいつかの機会に・・・

2015年11月3日火曜日

ワオがなぜカワイイのか考察その2

 ワオの可愛さを真面目に?考察する第2弾です。

2.のんびりマイペース

 人懐っこいかと言われると「う~ん?」って感じですが、警戒心が薄いというのかなんというのか、「ワオはのんびりマイペース」っていうのが一番合うのかなと。

 マダガスカルのワオ生息地で有名なベレンティー保護区の宿泊ロッジでは・・・

fred and ethel
flickrから。キャプションではどうも保護区内の宿泊ロッジらしい。


 こんなのダメだろwww
 朝起きて、窓見たらコレですよ?ぼくは絶対に悶絶しますwww

 で、ウチではどうなのかというと・・・

体重計に乗って餌を待つレモンさん(左から2番め)と
耐え切れないレムくん、リヴちゃん、エリザベスさん(左から)
こんなのですw
 でも、ぼくが触ろうとすると嫌がって逃げるんです。自分がぼくの体を触るのはいいくせにw

 さらには・・・

お客さまからの提供。フランネさんが肩乗りワオ!

 ぼくの肩に乗ってくるんですね!触られるの嫌なくせにw(二度目)

 このとき、ぼくはもうニヤニヤです。ときめいていますw
 でも、それをお客さまに悟られないよう平静を装ってました。「野生動物はペットじゃないんですよ!」ってw

 のんびりしたところでのんびり暮らしているから、のんびりした性格なのかなぁって。そんな彼らの性格が、ぼくを「マイペースだなぁ(*´Д`*)ハァハァ」ってさせるのです。

 次はどんなワオの魅力を書こうかなぁw